広島から帰ってきました。
今回の旅行の目的のひとつが、映画を観ることでした。
今年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品です。

福岡でもやってたんですが、都合つかなくって逃してしまってたんです。
NHKのテレビドイツ語会話で、監督のインタビューを見てから気になってました。
まだ東ドイツがあった時代のベルリンが舞台で、
シュタージが登場します。
詳しいことは
→公式サイト やはり怒りの気持ちは出てきましたが、
「なんでこの人たちはこんなことするようになってしまったのだろう」
というのが、全体的な僕の感想です。
例えばこのシュタージだって別の状況だったら、違う仕事してただろうし。
事を成した個人がいるから事は成立するのですが、
その個人を動かす、見えない、「誰」でもない大きな悪って存在すると思います。
この映画では芸術(タイトルにもなってるピアノ音楽)
(それと存在感はピアノソナタに比べると小さいが、ブレヒトの詩も)
がそんな悪を退ける役を担ってます。
芸術にはやはりそういう力があるというのは、救いです。
芸術は助けになるかも、って改めて覚えておこうと思いました。
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原題は”Das Leben der Anderen”(ダス・レーベン・デア・アンデレン)です。
直訳すると「他人の生活」(英語タイトルは”The Lives of Others”)
Leben≒lifeなのですが、「生活」の意味だけじゃなく「人生」のニュアンスも
含んでるよなあ、と映画を見た後では、そう感じてます。
日本語でlifeとかLebenにあたる語がないから、”Das Leben der Anderen”を訳すんじゃなくて、
劇中重要な曲のタイトルを映画のタイトルにしたのかなあ。
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この「善き人のためのソナタ」は
全国で一斉に封切られるような映画ではないのですが、広島でもこんな映画館で
上映されてました。


「おそるおそる」ってかんじで、どきどきしながら階段をのぼりました。
座席はゆったりとしてて、「マイ・テーブル」付きです。

こういう小さい「街の映画館」、
小さいころ「東映まんが祭り」を見にいった、近くの劇場を思い出しました。