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Nach mir die Sintflut|あとは野となれ山となれ

2010/02/03 // Posted in ドイツ語, 日本語, 英語  |  No Comments

『ドイツ語語源小辞典』をぱらぱらとめくっていて出会ったフレーズ。

Nach mir die Sintflut 「あとは野となれ山となれ」

(英語に直訳すると “After me the deluge” だけど普通は英語では”After us, the deluge”

というみたいですね)

+++ 以下 本に書いてあったことの受け売り +++

『創世記』に出てくる「ノアの洪水」は “Sündflut”
本当は「洪水」の  “Sünd-”  と 「罪」の “Sünd” は関係ないのだけど、民衆がこの二つの言葉を関連付けて
考えるようになってしまい、「罪」のイメージを避けるために「洪水」を “Sintflut” とするようになってしまったのだそうだ。
こういうことを「民衆語源」という。
++++++++++++++++++++++++++++++

確かに、「野/山」よりは「洪水」の方がこの慣用句の感じは出てる気がするけどなあ。でもなんで「野/山」なんだろ。

「民衆語源」て例えば他には「市立/私立」を「いちりつ/わたくしりつ」と読むとかそういうことも含まれる?

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ニュージーランド英語|Air New Zealand “guide to safety”

2009/07/03 // Posted in 英語  |  8 Comments

mixiのニュースで知ったんですが、ニュージーランド航空の機内安全ガイドのビデオがすごいんです。
“着ない”安全のガイドなんです。

 

登場する人たちは全員服を着ていません。で、ボディーペインディング。
このビデオのタイトル、
“Bare Essentials of Safety from Air New Zealand”
の”Bare“の掛詞がこの発想のヒントですね。

******** ロングマン現代アメリカ英語辞典より ****************
bare:
1 withot cloth  
2 smallest amount necessary
   →e.g. The refugees fled, taking only the bare essentials. 

1 服なしで
2 必要最低限の
→例  難民は必要最低限のものだけ持って避難した
**************************************************

bare = 裸 = 最低限の

そうきたか、です。

BGMもポップな感じで、緊急避難の説明も、ぜんぜん緊迫感がありません。
安心させるためにはこれ、いいかもです。 

そして、そういえば、ですが、こんだけまとまった量のニュージーランド英語を聞くのは初めてかも。
系統でいうとイギリス英語かなあとは思うけど(異論のある人はたくさんいると思いますが・・・)
聞き取れない部分がけっこうありました。
そもそも僕の未発達な英語耳のせいもあるけど、英語に聞こえない箇所もあるんです。。。
しかも登場人物によってビミョーにNZ度に違いがある気がします。
英語の地域差にご興味がおありの向きはぜひ、見て、聞いてみてください。
きっと楽しいと思いますよ。 

in absentia|欠席中に、欠席で

2009/01/29 // Posted in 英語  |  No Comments

in absentia  「欠席中に、欠席で」

【ロングマン現代アメリカ英語辞典】
《FORMAL》 when you are not at a court or an official meeting
where a decision is made about you.

◆The court found Collins guilty in absentia.

************************
仕事中に知った言葉。ちなみに僕の持ってるジーニアス英和大辞典(電子辞書)には載ってなかったです。
辞書に載ってない言葉を知るのはものすごく久しぶりか、初めて。
きっとラテン語起源の言葉なんだろうなあ。なんとなく雰囲気が。

************************
“in absentia” という使い方でしか説明が無いから、
きっと普通この言い方しかしないのだろう。

今日の「知らなかった」|check

2008/11/13 // Posted in 英語  |  No Comments

英語の文章を読んでて、なんじゃこりゃ、と思った”check”。
ほう、こんな意味もあるとは。もしかして基本的な意味かもですが、
僕は知らなかったー。

******* ジーニアス英和大辞典 *******
(急に、力ずくで)(人・物・事(の動き・進行))を止める、阻止する
・・・を遅らせる、・・・を抑制する

******* LongimanのWeb辞書 ******
3
not do something
[transitive] to suddenly stop yourself from saying or doing something because you realize it would be better not to:

4
stop something
[transitive] to stop something bad from getting worse or continuing to happen:

*******************************

ものっすごい基本的な単語なのに知らない意味があるのはショック・・・

語源|ブランド

2008/11/03 // Posted in ドイツ語, 英語  |  No Comments

アメリカ中西部に行ってきたアメリカ人に、旅行の写真を見せてもらう機会がありました。
彼が泊まった親戚のお家は、牧場を持つ昔ながらのしつらえ(と僕には見えた)
のお屋敷でした。

鉄製のストーブがあって、ドアのノブが動物の角でできてたり、という
カウボーイハットの世界。

そんなお家の壁にかかってたのが、鉄でできた文字のような、壁飾りのようなもの。
「これは家畜に印をつけるためのものだよ。」(つまり焼印/烙印のこと)
と説明してくれました。そしてその名前は”brand“とのこと。
「で、のちにメーカーのマーク、みたいになるんだけどね」

ああ、なるほど。ブランド!

語源を調べるときによく使うOnline Etymology Dictionaryにもあまりくわしいことは書いてなかったんですが、
おそらく、ドイツ語の「燃やす」=“brennen”(ブレネン)などど関係あると思われます。

ちなみにドイツ語で“Brand”(ブラント)とは「火事」のこと。
“braten”(ブラーテン)は肉などを「焼く」だし、
“Brot”(ブロート)は「パン」なので、どうやら
br は「焼く」とか「火」に関係あるのでしょうねえ。

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英語|red tape|お役所仕事

2008/08/07 // Posted in 英語  |  2 Comments

仕事で出会った英語の表現。調べたら結構出てきたので、けっこう有名なものみたい。知らなかったのは「あちゃ」、だけど、もう忘れないからいいです。(たぶん)

(英辞郎より)
red tape
〔非効率な〕お役所仕事◆【語源】1730年代に公文書を結んでいた赤いテープから。◆不可算◆【語源】lawyerが法案の書類を赤いひもで束ねて議会に持って行ったことから。

Common Errors in English

2008/07/26 // Posted in サイト紹介, 英語  |  2 Comments

調べものをしてて見つけたサイトです。また面白いのを見つけちゃいました。かなり暇がつぶれます。

Common Errors in English

良くある英語の間違いについて解説されたサイトです。
Washington State University のPaul Brians さんという文学の先生の
ドメイン内にあるページなので信頼できるのじゃないでしょうか。

英語は僕にとってはもちろん外国語なので、英語が母国語の人向けに書かれたこのサイト、
「そうそう、これよくまちがうんだよね」
的な、納得はしづらいです。間違いポイントに共感はできないけど、
「こういうところがツボなのだね」
とネイティブスピーカーのツボも見えてきます。
へーっと感心することしきりです。困ったときじゃなくても、ランダムに見て楽しめますよ。

例えばこんな感じ。(以下引用)

IRAQ

Want to sound like a good old boy who doesn’t give a hoot what
foreigners think? Say “EYE-rack.” But if you want to sound
knowledgeable, say “ear-ROCK.” Politicians who know better sometimes
adopt the popular mispronunciation in order to sound more folksy and
down to earth.

Similarly in standard English, Iran is not pronounced “eye-RAN” but “ear-RON.”

On a related matter, the first syllable of “Italian” is
pronounced just like the first syllable in “Italy,” with an “it” sound.
“Eye-talian” sounds distinctly uneducated. 


LAUNDRY MAT / LUNDROMAT

“Laundromat” was coined in the 1950s by analogy with “automat”―an
automated self-service restaurant― to label an automated self-service
laundry. People unaware of this history often mistakenly deconstruct
the word into “laundry mat” or “laundrymat.”


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mutatis mutandis|必要な変更を加えて

2008/07/08 // Posted in 英語  |  2 Comments

今日知った言葉
(ジーニアス英和辞典より)
mutatis mutandis
必要な変更を加えて;小さな違いを考慮にいれて

英辞郎よりアレンジ)
e. g., apply mutatis mutandis.
→「必要な変更を加えて適用する」→「準用する」

****** 語源 ******
Online Etymology Dictionaryによると
ラテン語で “things being changed that have to be changed,”
の意味なんだそうだ。


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英国の雅称|Hibernia, Caledonia, Albion, Cambria

2008/06/26 // Posted in 英語  |  No Comments

手帳をめくってて、メモを発見。
数ヶ月前に気になった単語が出てきました。
改めて辞書をひいてみた。

******ジーニアス英和大辞典より******
【Hibernia】 (ヒベルニア)
Irelandのラテン語名

【Caledonia】  (カレドニア)
ブリテン島北部のローマ名;またはスコットランドの雅称

【Albion】 (アルビオン)
Great Britain またはEnglandの雅称;White landの意;
英国ブリテン島南部の白亜質の絶壁にちなむ

【Cambria】  (カンブリア)
Walesの中世ラテン名
*********************************

どっかで聞いたことあった単語ばかりなのですが、そうなのかー、です。
「Albionが白亜質と関係ある」ってことは、「アルビノ」と同じ語源ですよね。

じゃあ「ニューカレドニア」は「新スコットランド」になるわけだが、どこか似てるのだろうか?

書いてるうちに思い出しできたのだけど、たしか、
「”Cathay”って”China”の雅称だけど他にはこんなのないのかいな」
と思って調べたら、これら英国の雅称たちに出会った気がする。

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英語の略語|VIZ

2008/06/22 // Posted in 英語  |  3 Comments

(辞書引いたらあっさり出てきたので、こうやってメモすることで

忘れないように。)

読んでた英文中に出てきた略語。
複数の辞書を参照した結果↓

************************************************************
VIZ
すなわち、つまり、言い換えると = namely
ラテン語の videlicet を略したもの。
************************************************************

ほう。じゃあ videlicet の語源はなんだろう。
それに Z が元の単語に入ってないのに略すと出てくるのはなぜ?
こういうときに必ず役に立つ Online Etymology Dictionary を見てみた。

************************************************************
videlicet 【Online Etymology Dictionary】より気になった箇所を貼り付け。
*from L. videlicet, contraction of videre licet “it is permissible to see
*The -z- is not a letter, but originally a twirl, representing the usual M.L.
 shorthand symbol for the ending -et.
*In reading aloud usually rendered by ‘namely.’
************************************************************

大雑把に要約すると、
・ videlicet は「~とみなすことができる」がラテン語での原義。
・ Z は、ラテン語の ”–et” で終わる単語を略すときによく使う。
・読むときは “namely”と発音する。


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英語で「LANケーブル」|Ethernet cable

2008/06/18 // Posted in 英語  |  No Comments

職場で。
日本語完璧なカナダ出身のRさんに日本語で
「あ、LANケーブルが差さってないんじゃない?」
と僕が言ったところ、もちろん意味は解ってもらえたんですが、
「LANケーブルは和製英語だと思う。英語では “ethernet cable”って言うよ」
って教えてくれました。地方による違いなんかはあるかもですが、
とにかくRさんによるとそういうことです。
「専門的な場面ではどうかわからないけど、フツーにしゃべるときは
これがフツー」
だって。

LANはLANでそういう言葉はあるらしいんだけど、このケーブルのことは
ethernet cable

こういうことにはとんと疎いので今調べてみたところ、
“ethernet”とはLocal Area Network (LAN) で使う通信方式なのだそうだ。

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「太陽」の定義|独独辞書、英英辞書

2008/06/06 // Posted in ドイツ語, 英語  |  5 Comments

DSC_04350002
3月、黄砂が激しかった頃。黄砂と夕陽で、空がこんな色でした。
金色の道が太陽に続いてます。

「太陽」を辞書で調べてみました。こういう、誰でも知ってる単語を
辞書で調べるのはわくわくする。

******************************************************
【日本語】大辞林 第2版 三省堂
太陽
(1)太陽系の中心にあって地球などの惑星を伴う、我々に最も近い恒星。巨大な高温のガス球で、球形に見える部分を光球という。その外側を彩層が薄く取り巻き、さらにその外側にコロナがある。光球の表面温度約五千八百度、コロナの温度約百万度。半径は69万6千キロメートルで、地球の一〇九倍。平均密度1.41グラム毎立方センチメートル。地球からの平均距離1億4960万キロメートル。

(2)あこがれの的。心を明るくしてくれるもの。
「あなたは僕の―だ」

【ドイツ語】Langenscheidt ドイツ語学習者用独独辞典より
die Sonne 「ゾンネ」
der große Stern am Himmel, den man am Tag sieht u. von dem die Erde Wärme u. Licht bekomt
(昼間に空に見える大きな星。地球は太陽から光と温度を得る。)

【英語】ロングマン現代アメリカ英語辞典より
sun
the large bright yellow cirlular object that shines in the sky during the day, that gives us light and heat, and around which the Earth moves.
******************************************************

ドイツ語、英語では共通して地球の「熱」「光」の源であるとの言及があることに注目。
大辞林での熱や光の説明は、情報満載でサイエンティフィックですね。
ドイツ語、英語の説明の方がいろいろと想像する余地があって楽しいと思います。

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正しいけど間違ってる|Facebookの訳語

2008/05/29 // Posted in その他外国語, 英語  |  6 Comments

登録して以来「友達」の増えないfacebookですが、
毎日チェックはしてます。
当初自分のプロフィールの欄に「独身」って表示させてたんですが、
まあここに書くことでもないだろうと思い、その欄は非表示に変更しました。
facebookは、そういう細かい操作まで「友達」に「Kenの最新情報」として
知らされてしまうのですが、「独身/既婚」の欄を非表示にしたがために
発生したニュースは、
「Ken は「独身」ではなくなりました。20:20」
間違ってないけど、違います。
しかも文頭にはハートがついてるんです!
(どんなニュースにも文頭にはなんらかの絵文字がつく)
英語だと
英語:Ken is no longer listed as single. 8:20pm
納得納得。
ドイツ語やオランダ語でもほぼ同じ言い回しです。「もはや~ではない」という感じ。
ドイツ語:Ken ist nicht mehr als Single aufgeführt. 20:20
「Kenイスト・ニヒト・メア・アルス・ジングル・アウフゲフューアト」

オランダ語:Ken staat niet langer bekend als vrijgezel. 20:20

「Ken スタート・ニート・ランゲル・ベーケンド・アルス・フレイヘーゼル」
**********************************************************
この際なんで、他の言語ではどう表示されるか、
facebookで表示できる全ての言語を調べてみました。
ニュアンスまでわからないのが残念。
スペイン語:Ken ya no está soltero. 20:20
フランス語:Ken n’est plus célibataire. 20:20
韓 国 語:Ken 님은 더 이상 싱글이 아닙니다. 오후 8:20
イタリア語:Ken non è più registrato come single. 20.20
ノルウェー語:Ken er ikke lenger oppført som singel. 8:20pm
ポーランド語:Ken nie jest już singlem. 20:20
***********************************************************
フランス語やイタリア語を見るに、多分やはり「もはや~ではない」
的な言い方かと想像します。(間違ってるかも)
だけど日本語で「もう~ではありません」とか「もはや」とか書くと
書き言葉的すぎてそぐわないでしょうしねえ。
いまのところ対案は持ち合わせません・・・
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ストラトブルーマイカ|stratpsphere=成層圏|宇宙の青色

2008/05/26 // Posted in ドイツ語, 英語  |  No Comments

今日仕事中に出会った単語から、また「ああなるほど」と思うことがあった。

sratosphere
【ジーニアス大辞典を端折って紹介】
1.成層圏(高度約10-60km)
2.(等級・階級などの)最高位、最高段階

ちなみにドイツ語では
Stratosphäre 「シュトラトスフェーレ」 (女)


旅客機が飛行するのはだいたい10,000メートルくらいだから、
成層圏というのはそれよりも高いところ。ということで普段人間が行かないところ。
151_51810001

ところで僕はMAZDAのアクセラスポーツという車に乗ってるのですが、
この車を買うきっかけとなったのが色でした。
ウイニングブルーという色のアクセラスポーツをみたのが、
この車に興味を持ち出したきっかけでした。

しかし僕が実際に買ったときにはマイナーチェンジが行われてて、
ウイニングブルーという色の車は生産されてなくて、
その次の候補だったストラトブルーマイカも同じくもうありませんでした。
で結局、写真のオーロラブルーマイカにしたんですが、
車の色を考えてたときから

ストラト

が気になってました。
他の色の名前は英語っぽいのにこれだけなにやら響きが違う。
でも結局英語だったんですね。
こんな感じの青色をイメージしてるんでしょう。
写真は朝方、飛行機の窓から撮ったもの。
DSC_0051-10001

↓おまけ:スピッツの『青い車』

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エキセントリック|意味と語源|英語、ドイツ語

2008/05/21 // Posted in ドイツ語, 英語  |  4 Comments

NHKの『知るを楽しむ』という番組の「私のこだわり人物伝」というシリーズをさっき見た。
 僕の一番好きなピアニスト、グレン・グールドが取り上げられてたのだ。
 「もう一生誰か一人のピアニストの演奏しか聞けないから誰か挙げよ」
といわれたら多分グールドを選ぶくらい好き。
iPodの中も半分くらいはグールドで占められてます。
 4回構成のうちの今日は3回目だったのだけど、
本日のキーワードは
「エキセントリック」と「ロマンティック」でした。

 ところでこのキーワードが提示されたときになされた説明。
 「エキセントリックというのは『中心から外れた』という意味で・・・」
 そうかそうか。
 思い出す限り「エキセントリック/eccentric」を日本語や英語の
辞書で調べたことがないが、そういうのが語源/意味なんだ。

 そこで改めて辞書をひいてみた。


eccentric 【形】(ジーニアス英和大辞典)(かいつまんで紹介)
 [ec(外へ)+centr (中心):ギリシャ語]

1.常軌を逸した
 2.中心を外れた、偏心の
 3.離心的な


eccentric (ロングマン現代アメリカ英語辞典)

1. behaving or appearing in a way that is unusual and different from most people

2. <<TECHNICAL>> eccentric circles do not have the same center point –compare CONCENTRIC


2の意味の場合の反対語は concentric(同心の)だそうだ。なるほど。
 そしてドイツ語にもそっくりさん単語があります。

 
Langenscheidt社の学習者用独独辞典より紹介。


exzentrisch 「エクスツェントリッシュ」

extrem anders als normal, ganz ungewöhnlich

(極度に通常と異なる、かなり異常)

「中心から外れてる」云々の説明はないです。

 久々に、ぼんやりとだけ知ってる単語の意味が改めてわかって、
 なんだか”つながった”感じがしてきもちよかった。

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風邪|英英辞典、独独辞典

2008/04/09 // Posted in ドイツ語, 英語  |  2 Comments

風邪引きました。せっかくなので、そういえば、ということで「風邪」について
ちょっと辞書を引いてみました。

日:風邪
英:cold
独:Erkaeltung (ae= aウムラウト)(エアケルトゥング)

英語のcold「寒い」にあたるのが、ドイツ語では kalt(カルト)なので、
Erkaeltungもまあそんなもんかと思ってたんですが、
『ドイツ語語源小事典』(同学社)で調べてみると、

er 「得る」+kalt 「寒い」  (ung は動詞を名詞化する語尾)

なんと英語の catch cold とおなじ作りでした。さすがゲルマン系同士。

**********************************************
ドイツで友人にもらってきた、ドイツ語学習者用独独辞書↓

風邪|英英辞典、独独辞典Grobwortbuch Deutsch Als Tremd (Langenscheidt Grosswoerterbuecher)


で調べてみると

Erkaeltung: Krankheit (mit Schnupfen, Husten), die man meistens im Winter hat
「風邪:たいていは冬にかかる(鼻みず、咳を伴う)病気」
とあります。
  *本当はSchnupfen (シュヌプフェン)は「鼻がぐずぐずしている状態、鼻風邪」。
   
なんだかちょっとテキトーな説明。ずるい感じがします。”学習用”だから限界があるんでしょう。
じゃあ、ということで『広辞苑』をみてみると、「風邪」は「感冒」を見なさい、とあり、「感冒」は

身体を寒気にさらしたり濡れたまま放置したりしたときに起る呼吸器系の炎症性疾患の総称

ということになってます。ネイティブ用の辞書はさすが詳しい。いかめしい感じがする。

さらにLongmanの『現代アメリカ英語辞典』では

a common illness that makes it difficult to breathe through your nose and often makes your throat hurt
「鼻で呼吸しにくくなったりのどが痛くなったりする、一般的な病気」

と説明されています。
うーん、学習用にしてはLongmanの方が説明上手だなあ。
今後も英英と独独の比較はやってみようと思います。


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shower|惜しみなく与える

2008/04/01 // Posted in 英語  |  No Comments

最近目にした英語の文章で、
They showered us warm hospitality.
という使い方のshowerを目にした。

「彼らは私達を心を込めてもてなしてくれた」というような意味なんだけど、showerっていいなあと思った。
なんだかジョウロで植物の芽に水をかけてるみたいだ。

Longmanでこの意味のshowerは、
to generously give someone a lot of things, or a large amount of something..

shower = “どっさり”なんですねえ。


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語源のはなし | envelope, develop

2007/12/03 // Posted in 英語  |  No Comments

“envelope”(封筒)と “develop” (開発)が同じ語源だったなんて今日気づきました。
Online Etymology Dictionary によると、(かなり端折りますが)

“envelope”
おそらくケルト語の”en”(中に) + “voloper “(包み込む)
“develop”
おそらくケルト語の”des” (反意語を作る接頭辞)+ “voloper” (包み込む)

「開発」とは、だから「開く/拓く」ことなんですよね。もう文字通りですが。
鬱蒼とした森を拓いて畑にする、って感じですかねえ。
「経済」「哲学」などと同じく、「開発」も明治時代に作られた漢語なのでは、
と推測しますが、もしそうだったら翻訳の巧さに驚きます。


3年越しのイライラ解消|ドイツ語でABCの歌

2007/11/16 // Posted in ドイツにいたときのこと, 英語  |  2 Comments

ちょっと長くなるんですが、2004年8月23日の日記を再掲。
当時はドイツで学生やってました。

******************************************
電車のなかで小さい子供(幼稚園生くらい)

がABCの歌(ドイツ語で)(きらきら星)を歌い始めました。



♪ABCDEFG、HIJKLMNOP

(ドドソソララソー、ファファミミレレド)



けっこう近くの席だったので僕も思いっきり頭のなかで

一緒に歌ってました。

僕もドイツ語版はPまで知ってるんですがその後は

どんな風にメロディーに乗せるのか、ずっと気になってたんです。



しかし彼はそれ以降のメロディーを知らないか、忘れたらしく、

(ソソファファミミレー)

ではなく、再び

(ドドソソララソー、ファファミミレレド)



♪QRSTUVWXYZ

を無理に歌おうとするもんで、もうむちゃくちゃ。

「なんかおかしい」とは気づいてるみたいだったけど。

・・・QRST

以降はもう普通にUVWXYとつぶやいてました。

Pからその先が聞きたいのに。



何度も最初からトライしなおすも、やはり

(ソソファファミミレー)

は出てこないようです。



もうそのうち、不完全燃焼さ加減に自分でもいらいらしてきたみたいで、

もう大声で

「ABCDEFG、ABCDEFG、ABCDEFG・・・」

と唱え始めました。



一緒にいたお母さんもかなりうんざりしてきたらしく、

「やめなさい」

といってたんですが、彼は聞く耳持たず。

デモ行進のようにどんどんアルファベットを訴えます。



電車を降りてからもあのメロディーが頭に残ってるんだけど、

僕も、Pまででそれより先に進まず、いらいらしてます。
********************************************************

で、今日そのイライラが解消。
オクラホマ州立大学のドイツ語学習サイトで、
この気になってる歌の音声ファイルを見つけました。
このページで “Alphabet Song” をクリックしてください。WAVファイルが開きます。

歌詞:
ドドソソララソ
ABCDEFG (アーベーツェーデーエーエフゲー)

ファファミミレレレレド
HIJKLMNOP(ハーイーヨットカー、エレメノペー)
※「レレレレ」は八分音符で。

ソソファファミミレ
QRSTUVW (クーエァエステーウーファウヴェー)

ソソファファミミレ

QRSTUVW (クーエァエステーウーファウヴェー)

ドドソソララソ
XYZ Juche! (イックス、ユプシロンツェット ユヘー!)
※Juche = 万歳!、やったあ!

ファファミミレレド
Das ist das deutshce ABC (ダス イスト ダス ドイチェ ABC)
「これがドイツ語のABC」

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
あー、すっきりです。QRST・・・の部分の繰り返しが、「そうきたか!」。
だって音があまるもんね。
それと Juche!って言葉も僕は知りませんでした。
「ユヘー」って「イエイ」みたいな意味なんだろうけど、音からして、
にわかには承服しがたいです・・・



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長靴、安全ピン、アケビ

2007/11/15 // Posted in 英語  |  No Comments

とりとめなく、単語メモ。

*****************************************
長靴:
galoshes

*****************************************
安全ピン:
arming pin
(safety pin とは、イギリスでは言わないらしい)
(イギリス在住経験者談)

*****************************************
アケビ:
akebia
“akebia”の学名は

界 :植物界 Plantae
門 :被子植物門 Magnoliophyta
綱 :双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱:モクレン亜綱 Magnoliidae
目 :キンポウゲ目 Ranunculales
科 :アケビ科 Lardizabalaceae
属 :アケビ属 Akebia
種 : アケビ A. quinata
(Wikipediaより)

「属」のakebiaは日本語が由来。
で、そのまま、普通に使う、果物としての名前になってるようだ。

そして、日本語の「アケビ」の由来は
「開け実」。

アケビ





















なるほど。
この写真はここより拝借。Googleのイメージ検索、便利です。