『野ブタ。をプロデュース』 白岩玄

2005/01/14 // Posted in 読書  


野ブタ。をプロデュース
前は流行ってるってだけで敬遠してたのになー。
この本はすごい。(ほぼ)一気に読んじゃいました。
教室という社会の中の人間関係がリアルに描かれてます。
あーあー、そうそう。(高校の時の教室(の人間関係)って)
そんなかんじだった!
って何回もうなずきました。
作者は普段人をよく見てる人なんだろうな、と想像します。
文中に(笑)とか使ってて一見ちゃらちゃらして見えるんですが、
(要するに難しい漢字、言い回しはない)
それが「次はどうなる?」っていう
一気に読めちゃうスピード感、というか話の引き込み力に
貢献してるのかなと思います。
結末はゾクッとしました。こう終わるとは思ってなかった。
テーマも「現代性がある」とか言われるんだろうな。
芥川賞を逃して残念です。

This entry was posted on 2005/01/14 at 01:54 and is filed under 読書. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

Comments (3)

  • titiko より:
    こんにちは、けんさん、その話って、どんななの?もっと詳しく知りたいよー、良かったら、もっと詳しく教えてくれ。
    出来たら読みたいけど、こっちじゃ買えんしなー。はあ。こっちは寒いです。けんさんが知らないって言ってた、『シュトゥルーベルペーター』、もしも欲しかったら、坊主が日本に帰るときにけんさんに託すよ。そいじゃあね。
  • ken より:
    野ブタ。について。
    主人公は高校生。クラスの人気者なんだけど、
    その「人気者キャラ」は「作って」いるものだ。
    作ったキャラによって人の心を動かし、
    自分が人気者であり続けることを楽しんじゃってる。
    見た目のせいでいじめられそうな編入生、「野ブタ」がやってくるが、
    やっぱりいじめられる。
    そこで主人公は野ブタのプロデュースを買って出る。
    彼をいじめられっ子から一転、「いじめられキャラ」の人気者に仕立て上げるのだ。
    最初は、このプロデュースも、人の心を動かすゲームの
    一環だったのだが。。。
    ってかんじです。
    うん、これは坊主に買ってきてもらうといいよ。
  • titiko より:
    けんさん、こんにちは。お話の内容ありがとうございました。うん、坊主に買ってきてもらうかどうか検討しておく。
    けんさんは、『シュトゥルーベルペーター』はどう?たぶん、ドイツ語の辞書にのっているよ。調べてみ。

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