カラマーゾフの兄弟

2007/06/15 // Posted in 読書  

カラマーゾフの兄弟〈第2巻〉

『カラマーゾフの兄弟』を読んでます。
もちろん日本語で読んでるのだけど、何種類か翻訳があるみたいですが、
僕が読んでるのは一番古いもので、岩波書店のものです。
今は全4巻のうちの第2巻の真ん中くらい。

実は、確か大学生のときにも読み始めたことはあるんだけど、
1シーンの長さと、訳の日本語に慣れず、挫折しました。
ひとつのかぎかっこが1ページ以上続くこともそんなに珍しくないし、
その言い回しも

・「なぜといって/なぜというに」←becauseに相当。
・「僕は決して神を譏誹するわけじゃないよ」←譏誹(きひ)する=そしる
・「司教が寺で・・・」←司教が教会で・・・

などなど、違和感を感じなくなるのに時間が必要な日本語満載です。
今はもう慣れちゃったので、スピードも初期のころよりは出てきました。

小林秀雄、村上春樹が絶賛してたから読み出したんですが、
たしかに村上春樹がいうように「総合小説」だと思います。
まだまだ半分も読んでないのに、ですが、ドストエフスキーはとにかく、
「全部」を書こうとしたのでしょう、ということは伝わってきます。
(だから台詞もくどいくらいくわしい??)

また読み終わったら感想書きます。

※ロシア語で「カラマーゾフの兄弟」は Братья Карамазовы と書くらしい。
よーく見てみると、”Brothers Karamazov”みたいに見えなくもない??

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