ドイツ語で「伊勢エビ」|ドイツ語では「カニ」と「エビ」の区別はあいまい。

2008/04/22 // Posted in ドイツ語  

僕のドイツ留学中から、最近の旅行で行ったときまで、
ドイツでいつもお世話になる友人のBくんSちゃん夫妻が、ただいまSちゃんの実家に帰省中。
息子のM-Kくんの1歳の「お誕生日会」に招かれていったところ、こんな宴席が!
DSC_00350001

こんな立派な宴席が用意されてました。”パーティー”じゃなくて”宴席”ですね。
車で参上してたのでこんな料理なのにビールが飲めなかったのが残念。

僕はたまたまBくんの隣に座ったので、「この刺身は○○だ、あれは△△」
と日本語/ドイツ語での魚の名前の話をしてるうちに、伊勢エビの話題に。
(先日学習した「ウニ = Seeigel(ゼーイーゲル)」の知識も活かされました。)
伊勢エビってドイツ語でなんていうの?とたずねたところ、

Krabbe (クラッベ)

とのこと。
そして隣の鉢に車エビがあったのですが、それは

Schrimp (シュリンプ)

だそうです。英語でもそうだけど、エビ類の名前は多くて、困ります。
あ、でも。”Krabbe”って英語の”crab”じゃないのか?とすると、
Bくんは伊勢エビをカニ扱いしてないか?

Ken「でもこれ、カニ(Krebs)の仲間じゃあないんだよ。エビ(Schrimp)の仲間だよ」
Bくん「これをエビ(Schrimp)と呼ぶならそうなのかもしれないけど、
ドイツでめったに食べないものははっきり決まってないね。これはKrabbe。」

なるほど。普段見ないもの=名づける必要のないものってことか。
家に帰ってから和独/独和辞書で確認してみたところ、ドイツ語では伊勢エビのような
エビとカニはどちらも”Krabbe”でOKのようです。

********独独辞典より***********
Krabbe (die):
ein Tier (eine Art Krebs) mit rundem Körper und zehn Beinen, das im (Meer) Wasser lebt.
(海の)水中に生息する、十本足の、丸い体を持つ(Krebs(カニ)の一種である)動物。

Krebs (der):
ein Tier mit acht Beinen und einer harten Schale (einem Panzer), das im Wasser lebt. (以下略)
硬い殻(甲)を持つ八本足の水中に生息する動物。
*******************************

足の数の差は、ハサミをどう数えるかの問題だと思います。
他にもまだまだ「エビ」を表す言葉があるんだけど、多すぎ・・・

*******************************
エビもカニも「甲殻類(正確には「甲殻網」)」ですが、最近見知った甲殻類を挙げてみます。
世の中にはいろんな甲殻類の生き物がいます。
(画像を見るのに心の準備が必要かもです)
・ウオノエ
・ダイオウグソクムシ

それからダンゴムシも甲殻類らしいよ。

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This entry was posted on 2008/04/22 at 23:32 and is filed under ドイツ語. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

Comments (2)

  • K より:
    うおぅっ、伊勢エビじゃないですかっ
    伊勢エビはKrabbeなんですね。知らなかった!
    でっけえGarneleでいいのかと思ってました。
    ところで、ウニの日記も見せてもらいました。
    Kenさんのぺえじはいつ見ても勉強になりますね。
    こないだハリネズミと言おうとして出てきた言葉が、Ingwerでした。。
    ぜんぜん似てないし!
  • Ken より:
    僕も最初は「大きいガネーレ」とか「大きいシュリンプ」
    っていうと思ってました。だってエビとカニは形違うやろ、と。
    Ingwer/Igelの件ですが、まあ”I””G”はいっしょやし、
    「におい」と「針」の違いはあるけど、どちらも「ツンツン」だよね。

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